発売記念ライブレポート
(Breath CASTより抜粋)
Migiwaの最新アルバム『蟻と宇宙』の発売を記念して、8月18日(金)夜7時から東京都のライブハウス渋谷KABUTOで記念ライブが開かれた。会場には約140名が詰めかけ冒頭「KABUTOにこんなに人が入っているのを見た事がない」と本人に言わしめるほどの大入りで、熱気と期待の中コンサートが始まった。
8月20日にリリースの新アルバムは、ライブ会場で先行発売された。
アイ
ライブのオープニングは、新進シンガーソングライターのアイが努めた。チャーミングな彼女は今売り出し中の17才。横浜インターナショナルスクール11年生の彼女はもちろんバイリンガル、日本語と英語を巧みに操り、ギターの弾き語りで華やかでパワフルな歌声を披露してくれた。アイにとっては、今回2回目のライブだというが堂々としたステージは大物アーティストの片鱗を窺わせる。
Migiwa、前作より歌う
Migiwaの演奏は『My Only Reason』から始まった。この曲はMigiwaが生まれて初めて作った曲で、自身の色々な苦しみなど通ってきた道を凝縮したもの。また、今回のリリースについては「前回のアルバムを作ったときは精神的にも肉体的にも大変で、『もう二度とやるものか』と思ったけれど、また伝えたいことができてしまった」と語った。他にも、アコースティックバージョンで『陽のあたる部屋』『迷い出た羊』『翼をください』『You are Precious』を披露した。
クリスチャンであること
『You are Precious』の前のコメントで、Migiwaは自分の体験を話した。今でこそ人前で歌ったりしているけれど、本当はシャイで恥ずかしがり屋だというMigiwa。両親がクリスチャンで教会だけは自分でいられる場所だったが、学校は苦手で中学からは不登校になったのだという。生きる意味も分からず劣等感のかたまりだったが、聖書の中にある「あなたは私の目には高価で尊い」という言葉に出会い希望を取り戻した。それからだんだんと変えられて人前に出られるようになり、神様のために歌っていこうと決意したのだという。
赤いのが欲しかった
この証は今回の『蟻と宇宙』でも表れている。ライブ後半では新アルバム収録曲をレコーディングに参加したミュージシャンたちとともに演奏した。『赤いのが欲しかった』は、ショーウィンドウでオレンジ色の素敵なワンピースを見つけたが、買おうかどうか迷っているうちに売れてしまい、代わりに同じ柄の青いワンピースがあったという出来事がきっかけで出来た曲だという。「人生は『何でこんなことあるんだ』ってことがありますよね。
私も学校に行かなくて、何でこんなに無駄な時間を過ごしたんだろうと思っていたけれど、その時間がなかったら今のように歌っていなかっただろうと思います。」とMigiwaは語る。そのように、人間の目から見ればいらないと思えることでも「結果的にはパーフェクト」であり、神様の手にゆだねてしまえばいいのだと気づいてこの曲を書いたとのこと。「ほんとは赤いのが欲しかったのに与えられたのは青いのだった」しかし「いらないと思ってたカタチひとつひとつがすべて完璧だった」というメッセージに、会場は感動に包まれた。
バラード
続いて同じく収録曲である『きみがだいすきさ』『喜びはどこ?』『ビューティフル・ネーム』『Want to Believe』『永遠に』『奇跡でもない偶然でもない』が演奏された。
バラードは作る上で苦手意識があると言う。『きみがだいすきさ』は、「どうしても一曲シンプルなバラードが欲しいな…」と思い、思いのほか短い時間でできてしまった。ずっとひとりぼっちで生きてきた世の中の人々に、そして昔の自分に捧げられた曲で、確かにシンプルな歌詞とメロディだが、とにかくジーンと心にしみてくる。
明るい『喜びはどこ?』は、「理想が叶った後はどうなるのか?」というテーマのもと、成功した人が感じる空しさを歌っている。CDにも収録されているタケカワさんの『ビューティフル・ネーム』のカバーは、笑いを忘れてしまった子どもたちや、その日の食べ物もない発展途上国の子どもたちのことを思いながら歌った曲。『Want to Believe』では疑り深い使徒トマスの話をしながら、「見なくても信じる者になりたいという思いを歌い上げた。
蟻と宇宙
アルバムのタイトル『蟻と宇宙』は、Migiwaが甥っことプラネタリウムに行き、「人間が住むために何でもある地球ってすごい」と改めて驚き、「地球って愛だなあ」と思ったことがきっかけでつけられた。人間が宇宙を見て驚くのは、ちょうど蟻がパソコンを登りながら「これ、どうやって使うんだろう」と考えているようなものではないかと思い、このタイトルにしたのだという。
------以下本人談------
地球があり、太陽があり、月があり、そしてあらゆる惑星があり、それを取り囲む宇宙があり、私たちはその大きな宇宙の絶妙なバランスの中で生かされている。
光の早さでも何億年もかかるような所に星が存在し、さらにその先がどうなっているのかと思いめぐらし、気が狂いそうになったこともありました。
それはすべて偶然に出来上がったものではないと思う。
神様のご計画により、創りあげられた完璧な世界で、人間はその中で何もわからずに一方的に恵みを受取ながら小さなことで右往左往しながら生きているわけです。
私は宇宙、この世界は、「愛」だなーって思います。
私が歌っているのはその「愛」にありがとうという思いの恩返しだと思っています。人間にとって宇宙はわからないことだらけ。
たとえるなら私がちが小さな蟻んこでパソコンによじ登り、「これってどうなってるんだろう…」と考えるようなもの。
そしてこの人間の想像をはるかに超えた宇宙は偶然出来たものではないと私は思います。バラバラになった時計の材料を袋に入れて降り続けたらいつか偶然時計になった…なんてことはありえないでしょ。
宇宙はご計画の中で創りあげられた「愛」に他ならないのです。
そんな蟻のような自分と「愛」である宇宙のことをタイトルにしました。
『奇跡でもない偶然でもない』はちょうどそのような世界を表現している。
アンコール…ピアノの弾き語り
演奏終了後、Migiwaは「今回色々あって、やめようかとも思ったけれど、無事に終わりました。ありがとうございます。」とコメントした。ライブはアンコール曲『Precious Lord』をMigiwaがステージでは初披露となるピアノの弾き語りで幕を閉じた。
来場者からは「何回か聞きにきたことがあるけれど、垢抜けてきたなと思った。」「すごかった。声がきれいだった。」などの感想が寄せられた。
インターネットで見れるんです!
このライブの模様は、いのちのことば社の「GOSPEL TV」インターネット放送でご覧いただけます。9月1日から一週間だけの放送ですので、お見逃しなく!
GOSPEL TV

放送をご覧いただき、その場でCDを注文してくださった方には話題のW.W.J.Dリストバンド(ピカピカのムラサキスポーツ製) をプレゼントしちゃいます!
タケカワユキヒデ&スティーブフォックス
今回の「蟻と宇宙」は、ゴダイゴのタケカワユキヒデさんにミュージックアドバイザーとして協力していただきました。さすがにMigiwaも会う前は緊張が隠せない様子でしたが、とても気さくに、いろいろな事を話してくださり、音楽面で勉強になりました。
さらになんと、ゴダイゴのクリスチャンベーシスト、スティーブフォックスさんもライナーノーツを書いてくださったんです。
ありがたーいお言葉
どうしてMigiwaは、あんなに色々な声の出し方ができるんだろう。
けだるい様な声、少しイライラしたような声、そして、澄んだ天使の様な声。
そのどれもが、作品の世界と重なると、より生き生きと聞くものに迫ってくる。
Migiwaのすごさは、七色の声だけじゃなくて、七種類の歌い方も持っているところかもしれない。
だから、語りかけることも、訴えかけることも、そして、慰めることも、いとも簡単にできてしまう。
そして、Migiwaは音楽家としても、安定した実力を持っている。
流れるようなメロディーを作り、自分なりのトーンで的確に表現する。
歌のテクニックと表現力、そして、確かな音楽性。
人の心を動かす全ての術をMigiwaは持っている。
タケカワユキヒデ
June 26, 2006
みぎわの音楽を聴いたとき私は驚いた。
すぐに彼女独特の“sobokuna” 歌声が気に入った。それは特に一曲目で上手く生かされている。
無防備で傷つきやすいイメージと人間味あるひたむきさを持ち合わせたMigiwaは
人々を引きつける不思議な魅力を持っているのだ。
曲の構成も良く数曲に使われてるstringsも彼女の声に良いアンビエンスを与えている。
アルバム全体のギタープレーもいい。
この作品を聴いたとき私がそうだったように、あなたもきっと癒され、励ましを経験するに違いない。
そしてもしあなたがクリスチャンであるならなおのこと彼女のメッセージに共感を覚えるだろう。
もちろん、最後の曲が一番私の心の近くにある曲だ。
タケカワさんもそう感じたことだろう。続けてがんばってくださいMigiwa。
God Bless You!
スティーブ・フォックス
新聞記事
クリスチャン新聞というのがあって、早速そこに記事が掲載されたのでそれをご紹介します。
ゴスペルシンガーのMigiwaが8月、セカンドアルバムCD「蟻と宇宙」をライフ・ミュージック(いのちのことば社/ライフ企画)から発売。このCDにはゴダイゴのタケカワユキヒデさんがミュージックアドバイザーとして参加し、ゴダイゴのヒット曲「Beautiful Name」がカバー曲として収められている。
タイトル「蟻と宇宙」は「蟻のように小さな自分がとてつもなく大きな愛によって生かされている。その『愛』に恩返ししたい」との思いを込めつけられた。オリジナル収録曲は「赤いものが欲しかった」「奇跡でもない偶然でもない」など6曲。日常生活での些細な出来事や日頃思ってきたことを、Migiwa独特の言葉で表現している。
タケカワさんとの出会いは、アレンジとギター担当の村田タケシさんを通じて。Migiwaさんについて、タケカワさんはこう語る。「とにかく歌がうまい。ステージ全部を自分の色で染めるタイプで、曲を作っていった時の気持ちや風景をできるだけ表現したい人。歌は非常にアメリカンぽくてカントリーウエスタンの香りがする。アメリカの歌には信仰の歌が多いからなのかもしれない。自分を支えてくれるものがあるというのはうらやましい」
「一般でも通用しますか」と聞くと「いけるんじゃない?」とひと言。「昔はうまい歌手を受け入れられる土壌が日本の音楽界になかった。最近はうまい歌手が多く出てきているし、Migiwaには追い風。しかも自分の世界を持ち、ライブでも揺るがないのは財産だ。私は一般でもやるべきだと思う」と述べた。
8月18日には、「蟻と宇宙」発売記念ライブ(ゴスペル東京リンキング主催)が、東京・渋谷区の渋谷KABTOで約140名を集め開かれた。「蟻と宇宙」は全7曲収録で1,500円税込。
問い合わせは03-3353-7440、ライフ・ミュージック。
|